つわりって、本当にしんどいですよね。
妊娠が発覚して、赤ちゃんがお腹にいるんだっていう幸せいっぱいの気持ちから、
すぐにつわりが始まり・・・気持ち悪さに嘔吐・・・
辛すぎますよね。
私もののんは2人の子供を持つママなんですが、
2人とも、妊娠が分かってすぐにつわりが始まり、かなりしんどいつわりの時期を経験しました。
その時のことを思い出すと、また気持ち悪さが出てくるほどです・・・嘘です。
ですが、そのしんどいつわりを経験したからこそわかる、妊婦さんの気持ちを代弁します!
今つわりでしんどい方!
「わかるわー!」って思うかもしれませんし、
「こんな人もいるんだ〜」ってなるかもしれません。
軽い感じで読んでみてください。
きっと、勇気づけられると思います。
目次
私のつわり経験談
長男の時

長男の妊娠が発覚した時は、介護の仕事をしていました。
最初に気持ちが悪いなと感じたのは、家で歯磨きをしている時でした。
なんとなく気持ち悪くて、吐きはしないけど嗚咽が何度かありました。
その後、仕事場ではあまり気持ち悪さは感じなかったのですが、帰宅すると気持ち悪さが顕著に出るようになりました。
そこで、生理が来てないことに気がつき、妊娠が発覚しました。
それからは、怒涛の毎日でした。
仕事場でも、ご飯の炊く匂いや芳香剤、排泄時の匂いなどもダメになってきました。
ひどい時は何度か嘔吐したり、紙袋を常に近くに置きながら仕事をしていました。
そして、家でも、留守にしていた家のこもった匂いに始まり、お風呂や洗面所等の水回りの匂いにも敏感に反応していました。
匂いが気になってしまい、料理もできず、かろうじてそうめんだけ食べていました。
1日1日がとてつもなく長く感じられました。
妊娠発覚から1ヶ月もしないうちにさらにつわりはひどくなり、
せっかく食べれたそうめんも嘔吐。
食べやすいからと旦那が買ってきてくれた茶碗蒸しも嘔吐。
冷たいものなら吐き気がマシになると言われゼリーを食べるも嘔吐。
夏場だったので、熱中症にならないようにと経口飲料水を飲むも嘔吐。
普通のお茶や水でも嘔吐。
とうとう、水分でさえも嘔吐してしまうようになりました。
これではいけないと思い、産婦人科を受診し、吐き気止めの薬と点滴をしてもらいました。
そして、行ける時には点滴に何度か通いました。
時には、仕事中にかなり容態が悪くなり、職場の人に病院へ送ってもらうこともありました。
時期が夏場だったため、軽度の脱水症にもなっていましたし、
食事や水分が取れないので、どんどんと体力が落ちてしまいました。
そして、体が動かないので仕事を休むようになりました。
症状が落ち着いたら働こうと思っていたのですが、なかなか治らずひどくなる一方でした。
とうとう有給もなくなり、職場にも迷惑をかけるので、自主退職という形になりました。
退職から1ヶ月経ち、症状も少しずつ和らいできて、水分や食事も摂れるようになってきました。
でもやはりつわりは残っており、
脂っこいもの食べてしまった時は嘔吐がぶり返し。
車での移動も気持ち悪く、長時間は無理でした。
そうしてさらに1ヶ月を過ぎると、気持ち悪さも随分と無くなっていて、
今度は食欲が爆発してきました。
特に白ごはんがすごくおいしく感じ、朝からお腹が空くのでモリモリ食べていました。
そのモリモリご飯を食べたおかげか、赤ちゃんも無事に生まれましたが、分娩室でも私は嘔吐をしていました。
嘔吐に始まり、嘔吐に終わる。妊娠生活でした。
次男の時

次男の時は長男時より、さらにしんどいものでした。
妊娠が分かったのは去年の正月過ぎでした。
上のことは歳が空いていたので、妊娠はとても喜びました。
妊娠発覚後の1ヶ月はつわりはありましたが、そこまでひどくありませんでした。
ずっと船酔いしているような状態でしたが、動けましたしご飯も食べれました。
職場では、重たいものを運んだりといった業務は避けて、フリーで動くようになりました。
しかし、その後2月の中旬ごろからつわりの症状はどんどんひどくなってきました。
常に船酔いのような感じで、食べても食べなくても気持ち悪く、嘔吐も出てきました。
徐々に仕事でも休む時間が増えていきました。
そして、とうとう仕事にも行けない状態にまで症状が悪化し、しばらく休むことになりました。
家では、最低限の身の回りのことをするので精一杯で、
ほとんどの家事や子供のことは旦那に任せていました。
当時はとても負担だったと思いますが、旦那も長男もしんどいながらも一緒に頑張ってくれました。
さらにつわりはひどくなり、食事だけでなく水分も受け付けなくなりました。
体重はどんどん減り、
8キロ程痩せていました。
病院から吐き気止めの薬を処方してもらったり、点滴にも、旦那が行ける時には行っていました。
しかし、日に日にしんどく嘔吐ばかりしている私を旦那は見てられない様子でした。
点滴にいく際に、入院はできないかとこちらから先生に申し出ました。
車椅子でないと歩けない状態でしたし、見てわかるしんどさに先生も承諾してくれました。
血液検査や尿検査をすると、尿にケトン体というのが出ていて、一種の飢餓状態になっていました。

そこからは、毎日24時間の点滴でした。
点滴は早く入れ過ぎると嘔気につながってしまうので、ゆっくりゆっくり落とされていました。
また水分だけでなく、ビタミンを不足してしまうと大変な疾患につながるため、ビタミンも点滴されていました。
が、そのビタミンの点滴が独特の匂いがあり、その点滴になると嘔吐をしていました。
何も食べれず1日に20回以上も嘔吐しながら1週間。
体重は妊娠前に比べ10キロは減っていました。
少し症状が落ち着いたところで、よろよろと1週間ぶりのシャワーをしました。
あれだけ、シャワーが大変だったことはありません。
そして、その次の日から、1日1食お粥を食べてみることにしました。
最初は1口ほどから始まりましたが、それでも嘔吐は止まりませんでした。
しかし、長男のため、赤ちゃんのためにもとちょっとずつ体調がいい時を狙って食事をとっていました。
コロナ禍だったため、面会も自由にできず、息子に会えるのは旦那の仕事が早く終わる日のみでした。
しかも面会時間は10分と制限されています。
その10分がとても短く、帰り際には息子より私の方がいつも涙目でした。
毎日テレビ電話をしていましたが、優しく励ましてくれる息子。
寂しい気持ちを我慢して応援してくれる息子の姿に涙が止まりませんでした。
そんな入院生活も10日目にはお粥も少量ではありますが、3食食べれるようになり、退院となりました。
尿に出ていたケトン体もまだ少しは出ていましたが、改善傾向だったので大丈夫でした。
10日間の入院を終え、久しぶりの我が家に帰れることがとにかく嬉しかったのを覚えています。
しかし、いざ家に帰ると家事をしないといけない!動かないといけない!と思うのか、ゆっくりはできないのが主婦ですよね。
旦那に止められながら、できる家事をして、体力の回復を待ちました。
すると食欲もどんどん回復してきました。
この時は何故か食パンや醤油ラーメンが食べたくて、濃いと思いながらも食べていました。
何度か吐くこともありましたが、空腹になるとやっぱり気持ち悪いし食欲が出ていたのでちょこちょことパンを食べていました。
看護師さんに聞くと、妊娠5ヶ月に入ると多くの人がつわりも落ち着いてくるとおっしゃっていました。
私もそうだったようで、5ヶ月の安定器は食欲がすぐに戻ったんでしょうね。
そんなこんなで、10キロ痩せていたつわり時期でしたが、出産前にはほとんど体重は戻っていました。
つわりを経験した私から

こんなふうに二回のつわりを経験しました。
つわりの症状は人それぞれですし、軽い人もいれば私のように入院になるケースもあります。
一般的にサッパリした食べ物がつわり時には好まれると思っている人も多いですが、
私のようにラーメン屋脂っこいものを欲する場合もあるんです。
ほんとにケースバイケースですし、妊婦さんそれぞれ違うと思います。
しかし、これだけは言います。
無理は禁物です。
つわりは病気ではない。
なんて言われますが、ひどいつわりによって引き起こされる脱水症といった重症化のリスクもあるということを知っていただきたいです。
しんどければ、仕事も家事も誰かに頼っていいと思います。
それだけ、赤ちゃんがお腹にいるということは母体にも負担が大きいんだと思います。
男性には理解しにくい症状だったりしんどさかもしれませんが、
誰かに頼る勇気も必要です。
また、つわりがひどいと「お腹の赤ちゃんは大丈夫なのかな?」「栄養入ってるのかな」
なんて心配になったりしますよね。
私も心配していましたが、看護師さんが
「妊娠初期はお母さんの体に残っている栄養を赤ちゃんに送ってあげてるから、今は食べれなくても赤ちゃんはちゃんは大丈夫。ちゃんと大きくなってますよ。」
と言われていました。
この言葉を信じて、しんどい時は自分の体を労ってあげてください。
そして、つわりはきっと治ります。
出口の見えない辛さではなく、赤ちゃんをお腹の中に宿した証でもあります。
私は流産も経験しているので、つわりがあることは「赤ちゃんが生きている」という証拠でもあり、安心材料でもありました。
最後に
こんな私のつわり経験談でしたが、誰かの思いに共感できていたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。